裏天外魔境

尾張の国の冒険 後編

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製品版 体験版 解説
弁天塔

扉と格闘中のキバ王様。
両手の剣や怪光線で破壊できないくらいだから、
相当頑丈なんだろうなあ…。
弁天塔

体験版の、このメッセージの途切れ方は、
製品版での再戦時と同じです。
犬山城

うぎゃー!
何故か上の台詞の直後にバシルーラされました。

多分、キバ王との戦闘場面を呼び出そうとして
失敗しているんでしょうね。
弁天塔

千年も転生を繰り返しているだけあって、
とても物分りの良い弁天様。
何でも持って行って良いとのお達しです。
助かります、えへへ。
弁天塔

…って、他に何も置いてねえじゃねえか!(笑)
鬼骨城

卍丸VS死神兄弟。
信念と聖剣を賭けた死闘が始まる…。

よく見ると城のデザインが変わっています。
ザコ戦闘

名前が変わった珍しい敵キャラです。
そして謎の没技。
「よけに徹した」は体験版でもやってくるので、
あくまで別の行動です。
鬼骨城

鬼骨城では兄弟揃ってキョロキョロ…。

それはともかく!
なんと、グラフィックが製品版と同じになってます。
鬼骨城

衝撃の合体シーンもノーカットでお届け!
例によって、戦闘はカットです。
鬼骨城

千年前の火の勇者の1人、獅子王こと紅丸。
「紅丸斬り」と送り仮名がついています。
体験版でも奥義の方は「紅丸斬」です。
犬山町 右の詰め所

女みこしに乗ろうとするとこんなことを言われます。
ワケ分からんがおもろい。
火多 高山村

遂に暗黒ランと対峙!
諸事情によりぼろ着ですが気にしないで下さい(笑)
火多 高山村

無言で飛び上がる卍丸!
火多 高山村

ムービーも無く一瞬で消滅。
これはこれで、プロっぽくて格好良い。
Lマップ

鈴鹿峠から伊勢の国へ。
卍丸の冒険はまだまだ始まったばかりだ。
おまけ
謎のアイテム「初恋の杖」。

製品版では「地獄の杖」になっています。
「地獄の杖」の分類が「敵弱体化」になっていないのは、
差し替えの際に見逃されたのではないでしょうか。

ちなみに、使っても何の効果もありません。
何故か武器扱いの「一角頭巾」。
そして、名前が変わった武具達。
以上で、体験版の比較レポートは終了です。

率直な感想としましては、演出や操作性なども含め“未完成で粗が目立つ”といった印象を受けます。
当時は何とも思わなかったのですが、こうして製品版と比較してみると、その完成度の差には目を見張るものがあります。

調整のために本来の発売を延期して代わりに発売されたのが体験版ですから、延期の意義は十分あったように思います。
(ちなみに、体験版の発売が91年12月13日、製品版が92年3月26日です)


なお、『火多 前編』の最後でも触れましたが、体験版に正式に収録されているのは卍丸の旅立ちまでです。
それ以降のデータが入っていて驚いたのですが、さすがに尾張以降は入っていないようです。
当時の雑誌インタビューで、スタッフの岩崎氏が「尾張までを体験版にしたかった」と仰っていた名残だと思われます。

細かい違いはキリがないくらいにあるので、天外IIファンで未経験の方は、是非一度遊んでみて下さい。

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