裏天外魔境
根の一族の『共食い』に関する調査
序論
根の一族というのは、目の前の敵を殺すためならば、まさに“何でもする”種族です。
自爆、特攻、女房を盾にするなど、その過激行為には枚挙に暇がありません。
そんな中、色々な意味で最も危険なのが、『味方を喰う』という行動です。
同時期に登場する根の一族と比較してさほど能力が高いわけでもないのに、
味方を喰ってその能力を吸収するや否や、劇的に全能力が跳ね上がり、
手も付けられないほど凶悪な強さを発揮します。
しかも、1度や2度といわず、放っておくと次々に喰っていくので、
油断していて碧玉あたりに殺されるのはよくある話です。
今回は、この共食い行為のポテンシャルがどれほどのものか調べてみます。
共食いを行う根の一族
共食いを行う根の一族を、下表に示します。
味方を喰う根の一族 |
敵の種類 |
備考 |
碧玉 |
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赤い白昼夢 |
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緑の滑空隊 |
仲間呼ぶ |
満開地獄 |
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青獣 |
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泥入道 |
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黄金まねき |
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肉の花ビラ |
分裂 |
踊り猫 |
同種呼ぶ |
実地調査
今回の調査対象には、『緑の滑空体』を選びました。
理由としては、終盤に登場するためにこちらのステータスが高く、
調査する上で便利な巻物などが揃っていることと、
仲間を呼んでくれるので、さらに発展的な調査ができると考えたためです。
早速、血の京に出向き、『緑の滑空体』のサンプルを探します。
無事に遭遇しましたが、いきなり殴られました。
ダメージはこの程度です。
殺してしまわないように注意しながら『仲間呼ぶ→仲間喰う』のコンボを待ちます。
1匹共食い。
危うく絹が瀕死になるところでした。
たった一度でダメージが2倍近くになっています。
2匹共食い。
これは卍丸が死なないように「守り」状態で攻撃を受けているので、
ダメージはおよそ 330 前後です。絹が喰らうと 370 前後ですね。
3匹共食い。ダメージが 500 を超え、カブキが即死です。
この辺りから、直撃すればほぼ即死です。
さらにこの時点で敵の守備力は 1269 と、4桁を超えることが判明。
一部の奥義を除けばまともにダメージを与えるのは不可能です。
4匹共食い。800 ダメージ突破。
いよいよ「守り」を固めていても耐えきれない域に突入です。
5匹共食い。
卍丸しか生き残っていないので、仕方なく無防備で受けてみたところ、
なんと4桁台の 1200 ダメージ。
ここまでくると、もはや別のゲームと錯覚しそうです。
考察
ここまでで判明した性質をまとめておきます。
- 現在/最大体・技は、喰った相手の値がそのままプラスされる
- 攻・守・早は、喰う前の自分の能力値の40%加算(喰う対象は関係ない)
- 段はそのまま
- 喰われた者の両・徳はもらえない
- 喰った者の両・徳も増えない
- 喰う回数にはおそらく際限がない
というわけで、根の一族の共食いによる能力上昇は、予想以上に危険でした(1.4のn乗の複利)。
3,4回喰われてしまうと、もはやまともに太刀打ちすることは
不可能なレベルと考えて差し支えありません。
幸い、段自体は上がらないので、行動不能にする巻物を使って逃げるか、
『逃水』や『念動』などを使うくらいしかないでしょう。
今回、獲得できる両と徳を確かめるにあたって『三郎斬』にお世話になりました。
総括
最強の敵は、剛天明王でもデデベでもヨミ様でもなく、共食い種だった
おまけ
14匹共食い。
攻撃力だけなら ヨミ様の66倍は ある。
(攻撃力:26433 守備力:50704 素早さ:39272)