裏天外魔境

霊薬の効果配分

序論

今回は『霊薬』の効果に関しての調査です。

攻略本などでは、8種類の霊薬に8種類の効果がランダムに割り振られると記述されています。
しかしながら、長年のプレイで配分に“偏り”があると感じた方も多いのではないでしょうか。
私も絶対にランダムはないと思っていたクチで、このたび真相を解明すべく調べてみました。

霊薬の効果及び種類

霊薬と効果の種類は以下の通りです。
複数の霊薬に同じ効果が重複することはありません。
霊薬一覧
霊薬 同効果の武具
骨の霊薬 骨の剣
血の霊薬  
月の霊薬 月の兜
虫の霊薬  
猫の霊薬  
影の霊薬 影の鎧
夜の霊薬 夜の沓
灰の霊薬  
霊薬の効果一覧
番号 効果 メッセージ
1 体最大値の50%回復 プヨプヨした舌ざわり………
2 青松 耳たぶの味………
3 技最大値の50%回復 すえた香り………
4 75%の確率で現在体の1/4回復。25%の確率で消耗 歯が紫に染まって一本一本抜けていくような気分………
5 酸+毒 ヒルが背筋を這いあがるような快感………
6 子忘 目の前を走るピンクの豚………
7 75%の確率で体技が1になる。25%の確率で全快 ○○は死にたくなった………
8 75%の確率で敵遭遇率が1/2。25%の確率で4倍 酸いモノが○○の口いっぱいにこみあげてきた………

効果の割り振りパターン調査

調査方法は極めて単純です。
霊薬の効果はゲーム開始時に決定されるので、「起」と「転」で200回ずつ最初から始めます。
そして、操作可能になった時点で霊薬を使用し、どの霊薬に何番の効果が割り振られたかを記録します。
合計400回の試行結果が、以下の通りです。
出現パターン
パターン 出現回数 出現確率
96 24.00%
106 26.50%
107 26.75%
91 22.75%
各パターンにおける霊薬の効果
1 2 3 4 5 6 7 8
結果的に、経験上の予想と完全に一致していました。
骨→血→月→虫→猫→影→夜→灰 の順に1つずつ効果がずれて、4パターンあることが分かりました。
出現確率に誤差があるものの、おそらく試行回数を増やせば25.00%に近づいていくと思われます。

システム上の仕組み

上記の調査結果だけを見ると「4パターンしか出現していないだけで、極めてレアなパターンがあるのでは?」
という話になってもおかしくないところですが、システム上の仕組みとしてはそれもあり得ません。

霊薬の効果は便宜上1〜8番としていますが、実は11番まであり、9〜11番は1〜3番と同じ効果となっています。
これを“0〜3の範囲でいくつずらして割り当てるか”という方式で管理されているのです。
その値を、例えば4つずらしてやると、『灰の霊薬』に『速鳥の図面』の効果が割り当てられてしまいます。
実際の仕組み
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11
したがって、4つの決まったパターンから、ランダムに1つが選ばれるが真相です。

考察

結果を見る限り、使える霊薬と使えない霊薬の差がはっきりしています。
安定して有用な効果が1〜3番だけなので、この辺が割り振られる可能性が高いものほど優秀です。
『虫』や『猫』などは、まず無用の長物でしょう。

霊薬が一番最初に手に入るのは近江の白山なので、
気に入らないパターンだったとしても初めからやり直すとなると大変です。
結局の所、あまり気にせずプレイするしかなさそうですね。

総括

骨の剣の使い勝手の良さは異常